里見浩太朗が今夏SPで黄門様引退宣言

 俳優の里見浩太朗(78)がこのほど、東映京都撮影所で会見。2011年12月に42年間の歴史に幕を閉じたTBS系国民的時代劇「水戸黄門」が今夏、2時間スペシャルで復活することになり「多分、これが最後」と“黄門様引退”を宣言。後継者出現を願った。

 02年10月から5代目・水戸黄門を務めた里見が「正直にお話します」と切り出した。“ラスト黄門様”の可能性に「そういうものを感じる」と心境を吐露。「その寂しさの中で仕事を楽しんでいるというのは複雑。でも楽しい。涙を流しながら笑って仕事をしてるんですよ」と語った。

 今回は次期将軍候補の若殿が光圀一行と旅する中で見聞を広め成長していくストーリー。光圀を演じ始めた当初、里見は「老人の味というのが出し切れなくてイライラした」と役作りに苦労したが、「78歳になり、やっと(視聴者に)納得していただける姿を自分の目で確かめられた」と出来栄えに自信を見せた。

 現在のテレビドラマや若手俳優の“時代劇離れ”を憂いている里見。井上真央主演のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」をチェック。「こういう演じ方もあるのかとか、これは違うとか。イライラしたり楽しんだりして見ています」と後輩たちの成長を見守っている。

 “ラスト黄門”を口にしたのは若手の台頭を願うから。「健康である限り水戸黄門を続けていきたい。でもそれは夢。だから最後だと」。今回のスペシャルで「いい視聴率を取ったとします。その時に『水戸黄門は大勢の支持者がいたんだ。放っておけない』という誰かが出てきてほしい」と“後継者”の出現を待ち望んだ。

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