ポール 熱狂の中、チャーター機で離日
1年半ぶりとなった5公演に及ぶ来日ツアーを終えた元ザ・ビートルズメンバーで英シンガー・ソングライターのポール・マッカートニー(72)が1日夕、次の公演先である韓国・ソウルへ向かい、羽田空港からチャーター機で離日した。
宿泊していた東京・有楽町のホテルには、見送ろうとファン300人が集結。午後4時頃、正面玄関に現れたポールは、「ポール!ありがとう!」という声援に、右手を高く挙げ「バイバイ!」のサイン。
リムジンカーに乗り込む際も、ステップに上がり、何度も手を振った。さらに車からも窓を開け、花道をつくった日本のビートルマニアとの別れを惜しんだ。転倒するファンも出るなど、一時は騒然となった。
28日に、グループで1966年にライブを行って以来、49年ぶりに日本武道館での公演を大成功させたが、30日にホテルから自転車を自ら走らせ、再び、武道館に“潜入”していたことを自身の公式ツイッターに写真付きで明かした。
「ただそこに座って昔の思い出に浸れたのは素晴らしかったね!」。故ジョン・レノンさんらと過ごした楽しかった日々に思いを募らせたことをつづりながら、自身も公演中に「これは伝説のライブになった」と語った、今回の聖地での興奮からさめやらない様子をうかがわせた。