桂文枝 18年ぶりとなる古典落語に挑戦
落語家・桂文枝(71)が7日、大阪市内で誕生日の7月16日に毎年開催している落語会「文枝SHOW2015~たっぷり落語会~」(大阪・なんばグランド花月)の発表会見を行った。
創作落語を中心に活動している文枝は、今回は18年ぶりとなる古典落語に挑戦することを明かした。演目は「抜け雀」で、3月に他界した桂米朝さんが、かつて先々代の四代目桂文枝さんから直接習ったという演目。文枝は「力量が問われる演目ですが、先人の残したおもしろい噺を伝えていくのも大事」と表情を引き締めた。
このほど旭日小綬章を受章したことも、挑戦の理由のひとつだという。受章発表後には、自宅で転倒して右大腿部骨折で入院中のお笑い芸人・坂田利夫(73)から祝福を受けたことも明かした。
坂田は負傷して病院に入院した直後に、文枝の受章をニュースで見たそうで「えらい違いやなあ」と話しているという。文枝は「坂田さんに電話したら『痛い、痛い』と言ってました。あす手術を受けるそうですが、うまくいくように祈っております」と早期回復を望んでいた。