歌手の前川清（６６）と武田鉄矢（６６）が７日、九州男児でタッグを組んで上演する大阪・新歌舞伎座公演「前川清・武田鉄矢　特別公演」（８日初日）の会見を行った。

　昨年に福岡・博多座で２人の舞台初共演となる芝居「鷹と雀のものがたり」と歌唱ステージの２本立てを上演したところ、大阪から上演オファーが入ったといい、武田は「地産地消でやったものが、まさかナニワからお呼びがかかるとは。博多では浅野温子と『１０１回目のプロポーズ』を時代劇仕立てでやったんですけど、ぶっちゃけ、それよりおもしろかったみたい」と笑わせた。

　武田は「大阪は繁く観察してますが独特の人種で変わってますから、付け焼き刃では難しいです」と、公演は九州カラーのまま挑むといい、前川も「九州を出していきたい」と応じた。前川が「だって逆に九州に関西の人が来ても、（方言をまねていると）ちょっと九州弁おかしいぞって言われるもんね」と語ると、武田が「そういうことは言わんでいい」と制止し、呼吸のあったやりとりをみせていた。