寿ひずる55年ぶり雪村いづみと宝塚共演
女優の寿ひずる(61)が16日、都内で舞台「オルガンズ~おんな赤ひげ奮闘記~」(5月20日~24日、東京・銀座博品館劇場)の公開げいこを行った。寿は東京の下町で開業する女医役。貧しい人々から治療費を取らず、“おんな赤ひげ”とあだ名され、その一方で患者・スタッフとコーラスグループ「オルガンズ」を結成しているという設定だ。
宝塚歌劇団出身らしく、寿は劇中で歌も披露するが、今回の舞台には発表会のゲスト役で歌手・雪村いづみ(78)が特別出演する。寿は「雪村さんと共演するのは子役の小1以来ですね。映画の『太陽を抱け』でご一緒しました」と明かした。同作の公開は1960年で、雪村との共演は55年ぶりになる。
寿は「映画の撮影は宝塚大劇場でやったんですよ。大劇場にはそれで初めて行ったんです。雪村さんや朝丘雪路さんが舞台に出て、私が有島一郎さんと一緒に下から見ていたのを覚えています」と宝塚との不思議な縁も披露。公開げいこでお得意のナンバー「スワニー」を熱唱した雪村を「すごいですね。100曲ぐらい歌えるそうです」とたたえた。
元夫の歌舞伎俳優・坂東三津五郎は2月21日に膵臓(すいぞう)がんで死去したが、寿は「納骨はまだです」と明かした。