流行さん妻会見ほぼ全文(1)
4月22日にバイクで事故死した俳優・萩原流行さん(享年62)の妻・まゆ美さん(62)が22日、東京・千代田区の弁護士会館で会見を行い、(1)事故発生当初は警察の護送車に接触したことを知らされていなかった(2)最近になって流行さんのかかりつけ医にうつ病のカルテ提出を求めていることなど、警察への不信感をあらわにした。
【以下、約50分の会見ほぼ全文(1)】
(黒いスーツ姿のまゆ美さんは流行さんの20歳のころの写真を机に置き『若いでしょ?42年前です。20歳のとき、ちょうど会ったときですね』と笑顔。堀内稔久弁護士も同席)
まゆ美さん「私のわがままで会見をし、集まっていただき、ありがとうございました。今、現在の心境や願いをお話ししたいと思っています。
(時折、手元の紙を見ながら)
今の状況では、萩原に何も報告することがない。(事故から)1カ月経って、捜査の進展が全く伝わってこなくて、私に対しての情報が少なく、本当に正確なことなのか不安に思う点も多々ある。
まず、肝心の事故の件に関して、何がどうなって、どういう状況で、萩原流行が死んだのか、全く分かりません。最初の時点では、警察車両(※流行さんはバイクで転倒後に護送車と接触したとされる)という言葉も出ませんでした。
死亡確認後、東京医大のお医者さんから心房破裂と死亡原因があげられましたが、次の日、杉並警察署で検視を行うということで、東京医大から移送されました。(4月)23日に杉並警察で遺体とお別れする形になった時『今度は東北大で司法解剖をする』と。
警察の説明が一転二転したり、結局のところ検視をしていなかったことも(5月)19日に初めて知り、これは何なんだ、と。
警察は、司法解剖の結果は半年かかる、と。私は、解剖した先生が『(5月)19日火曜日には書類が出せる』と聞いていた」