ピース又吉、作家より芸人 次作に重圧

 お笑いコンビ・ピースの又吉直樹(34)が23日、TBS系のトーク番組「サワコの朝」(土曜、前7・30)に出演。司会のエッセイイスと・阿川佐和子(61)に、芸人と小説家の“2択”を迫られ「お笑い芸人でしょうね」と答えた。

 又吉は芸人活動の傍ら、今年1月に小説「火花」を発表し、純文学作家としてデビュー。3月には単行本化されて30万部を超える大ヒットを記録した。同作は今年度の三島由紀夫賞候補に挙げられ、今月14日の選考会では、決選投票の末に1票差で受賞を逃したものの、さらに作家としての評価が高まった。

 文学界を席巻した自著について又吉は「こんなに話題にしてもらえるとは思っていなかった。何の反応もないと思ってたんで」と、、あくまで淡々としたもの。「母からメールが来たんですけど、『花火面白かったよ』っていうふうに、タイトルをまず間違ってました」と笑わせた。

 その上で、芸人と作家との両立について、「お笑いが好きということと本が好きということは、感覚としてめっちゃ似てますね」と説明。「ダウンタウンさんとか、さんまさんであったり、鶴瓶師匠とか…。大人やのに、むちゃくちゃなこと言ったり、何でそんなこと思いつくのっていうことを言ってるのが、カッコええし面白かったんですけど、太宰とか芥川もそうなんですよ。ハッとする一言であったりだとか、面白いものの捉え方だとか」と、文学界とお笑い界の大物の名をを並べて評価した。

 また、阿川から「もし(芸人か作家か)どっちかか選んじゃいけないときが来たら?」と“究極の選択”を迫られると、一瞬考えた後に「お笑い芸人でしょうね」ときっぱり。その理由として「一緒なんですけどね。僕からしたら。楽しませることなので、だけど、ライブできないことの方がきついですね」と、芸人ならではの「生の魅力」を挙げた。

 今後の執筆活動については「とりあえず、書いていこうかなと」としつつ、「2作目がどうやってよく言われるんですけど、僕の耳には呪いのように聞こえて…」と、処女作がヒットしたことで重圧を受けていることも告白。当面の目標として「5作書く」と宣言し、「2作目がおもろい、おもんない言ってる暇もなく、3作目、4作目といって、5作のうちの2作目というような形で迎えられれば」と重圧の回避法も口にした。

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