腫瘍摘出の大橋巨泉、ラジオで巨泉節
右肺の腫瘍摘出手術を受けたタレントの大橋巨泉(81)が23日、TBSラジオ「土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界」に電話で出演し、近況を語った。右肺下葉部分のほかに「縦隔(じゅうかく)」と呼ばれる部分にも腫瘍らしきものが見つかったため、同時に切除していたことを明かした。
18日に手術を受け、22日に退院したばかりだが、口調ははっきりとしていた。「ジジイは悪運が強くてぴんぴんしている」と巨泉節も健在だった。
縦隔というのは、両肺の間にある食道やリンパ節、心臓などがある場所のことで、臓器の名前ではない。この位置に「腫瘍らしいものがあって、それも切った」と報告した。手術の際に、偶然見つかったとそうで、「運が良かった」と医師からも言われた。
今回切除した肺の腫瘍は、原発性(その部位で発生した腫瘍)か、以前に患った中咽頭がんから転移したものかは現時点では断定できないという。
退院した22日には散歩もしたが「息苦しくない」と元気であることをアピールした巨泉。「6月半ばにはカナダに行って、9月には日本に帰ってくる」と宣言し、「土曜ワイド-」に再出演することを約束した。パーソナリティーの永六輔(82)も「巨泉がうらやましい」と、そのバイタリティーに刺激を受けた様子だった。