大橋巨泉、退院当日に泥棒に入られた
右肺の腫瘍摘出手術を受けたタレントの大橋巨泉(81)が23日、TBSラジオ「土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界」に電話で出演し、近況を語った。元気であることと同時に、退院した22日に、自宅に泥棒に入られたことも告白。防犯体制を整えていたおかげで未遂で終わったが、巨泉本人は豪快に笑い飛ばしていた。
警備システムの警報で家の中の異常に気づいたという巨泉。調べてみると「網戸が燃えていた」ことが分かった。ラジオでは「最近の手口で網戸は必ずあるから、そこを燃やして手を突っ込むと簡単に鍵を外せる」という窃盗犯の手口を解説した。
防犯に気を遣っているという巨泉は「3重ドアにしておいたから、最後がどうしても開かない。鍵を火で燃やそうと思ってバーナーで火をつけたらしい」と振り返った。すぐに警備システムが作動したこともあり、「何も取られないどころか、家にも入られなかった」と事なきを得た。
退院早々に事件に巻き込まれてしまった巨泉だが、手術からの回復は順調なようで、「昨日は散歩をしたけど息も上がらなかった」と元気さをアピールした。「6月半ばにはカナダに行って、9月には日本に帰ってくる」とさすがのバイタリティーを見せつけていた。
最初のがんが発覚したのは05年5月。05年に胃がん、13年11月に中咽頭がんの手術を受けた。14年11月には別の場所への転移を公表。放射線治療を続けてきた。今回の肺の腫瘍が原発性か転移によるものかは、まだ断定できていない。また、両方の肺の間にあたる「縦隔(じゅうかく)」という位置にも腫瘍が見つかり、同時に切除したことも明かした。