長嶋一茂 共演した今井雅之さん偲ぶ
元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂がプロデューサーを務め、出演した映画「ハッピーランディング」が28日、都内でプレミア上映され、女優・中村ゆり(33)、佐藤めぐみ(30)、原幹恵(27)と取材に応じた。
長嶋はこの日に亡くなった今井雅之さんについて言及。映画「極道の妻たちNeo」(2013年)で共演した際に、今井さんが赤い靴下をいつも履いていたことを明かし「たんかを切るシーンを撮るのに、何で赤い靴下なんですか、って聞いたら、『俺はどこでも赤い靴下なんだよ』って返されて」と振り返った。
共に空手をやっていたこともあり、「屈託なく、何でも話せる兄貴みたいな人でした。早すぎます。つらいです」と沈痛な面持ちで語った。
がんを公表し、舞台復帰への思いを吐露した“兄貴”に「最後まで戦う姿勢を見せてくれました。生きざまを見せてもらったと思う。病気で苦しんでいる人へ勇気を発信してくれた」と話した。
なお、同作品は結婚をテーマに7つのエピソードが絡み合う群像劇。
佐藤は「この映画に関わった人(スタッフら)が8組も結婚したんです。この幸せがパッと広がっていったらいいな」と、幸せの連鎖に期待を込めた。3人の女優陣は独身とあって、既婚者の長嶋から、「未知の世界に飛び込んで下さい」と背中を押されていた。