呉美保監督 第1子男児出産
昨年「そこのみにて光輝く」でブルーリボン賞など各映画賞の監督賞を総なめにした呉美保(お・みぽ)監督(38)の最新作「きみはいい子」(27日公開)のプレミア試写会が7日、都内で開かれ、主演の高良健吾(27)と尾野真千子(33)が舞台あいさつを行った。
この日は呉監督が欠席したが、その理由が5月29日に第1子となる男児を出産したことだったことも発表された。呉監督からは「じーっと、息子に見つめられるたびに、親としてのとてつもない責任を感じると共に、わが子をぎゅーっと、抱きしめずにはいられなくなります。おそらくこの気持ちこそが、今のわたしにとっての『しあわせ』なのかなと」という、母の実感あふれるメッセージが届き、読み上げられた。
呉監督は今年2月、ブルーリボン賞で監督賞を受賞した際のスピーチで「できちゃった結婚しました」と39歳の一般男性との結婚と妊娠7カ月を電撃発表していた。
映画は幼児虐待や認知症などの「見て見ぬふりができないテーマ」(高良)を扱っている。