ミスター推薦「東京大衆歌謡楽団」登場
あの長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督(79)が熱烈推薦する「東京大衆歌謡楽団」が15日、都内でデビューお披露目演奏会を開いた。同楽団は長男で唄の孝太郎(31)、次男でアコーディオンの雄次郎(30)、三男でウッドベースの龍三郎(27)の高島兄弟による、昭和の流行歌を歌い継ぐトリオ。17日にアルバム「街角の心」でメジャーデビューする。
ミスターと楽団の出会いは2012年初頭。楽団が都内のリハビリ施設を慰問した際、リハビリに訪れた長嶋氏が居合わせ、ライブを鑑賞した。
ライブ中、曲を口ずさんだり、手拍子を取っていたりしていたという長嶋氏は「最近、スポーツ以外でこんなに感動したことはありませんでした」と絶賛。今回のデビューにあたり「彼らを初めて見た時、音楽ということを越えて日本人誰もがもっている魂を感じました。非常に強いインパクトを感じ、また曲を聴いたときも、懐かしくも、楽しくもなり、素直に日本人でよかったと思えた時間でした。そんな風に思えたのは、彼らが本物であると思えたからです」と、異例の推薦コメントを寄せた。
当日のセットリストは12~13曲で、長嶋氏は「1曲以外は全部知ってるよ!」と大喜び。特に、立教大の先輩である故灰田勝彦さんの代表曲「燦(きら)めく星座」に「感動した」と言っていたという。189センチと長身の雄次郎には「君は身長大きいね。野球やってれば良かった」と話しかけ、やはり灰田さんのヒット曲である「『野球小僧』はやらないの?」とリクエストしたという。
この日、楽団は「東京ラプソディ」「丘は花ざかり」などのアルバム収録曲をはじめ7曲を熱演。「『野球小僧』ができるようになってからもう一度お会いして『ありがとうございました』とお伝えしたい」(雄次郎)と、ミスターとの再会を誓っていた。
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