桂吉の丞に栄冠、上方落語若手噺家GP
上方落語協会会長の桂文枝(71)が中心となり、上方落語の若手スター育成を主眼に創設した「第1回 上方落語若手噺家グランプリ」の決勝戦が23日、大阪・天満天神繁昌亭で開催され、桂米朝一門の桂吉の丞(32)が優勝した。
予選を突破した9人が、この日の決勝で得意の演目で争い、在阪テレビ・ラジオ局のプロデューサーらが審査員を務めた。吉の丞が演目「がまの油」で初代優勝者となった。
表彰式に登場した文枝は「ぜひおもしろいと思った若手がおりましたら、テレビ、ラジオで使ってやってください」とお願い。優勝した吉の丞に向け「まあM-1なんかを見ておりますと、必ずしも優勝者が売れるとは限りませんけどね」とニヤリ。
吉の丞は「某放送局で8年間、レポーターをさせていただいてましたが、この春で終わってしまいまして。是非とも新しいレギュラーが欲しいと思ってます」と呼びかけていた。
準優勝は笑福亭鶴瓶の弟子の笑福亭べ瓶(32)だった。