桂ざこば 死してなお輝く米朝氏に驚嘆
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落語家の桂米團治(56)と桂ざこば(67)が25日、都内で、今年3月に亡くなった落語家で人間国宝の桂米朝さんをしのび、「桂米朝追善落語会」の東京公演を8月30日、東京・イイノホールで開くことを発表した。
兵庫県で育ち、上方落語をけん引してきた米朝さんは東京志向が強く、高校卒業後、東京の大学に進学した。米團治は「東京は米朝が大好きな街でしたので供養にもなると思う。東京で成功して、全国で(追善落語会を)やっていきたい」と意気込んだ。
27日には米朝さんが亡くなって、100日を迎える。亡くなった実感としてざこばは「師匠が亡くなってから、色んな記事や特番のおかげもあるかもしれないけど、(寄席や落語会への)お客さんが増えた」と明かし、「亡くなった今でもお客さんを増やしてくれるのはすごい」と死してなお光る師匠の力にあらためて驚嘆。米朝さんのすごみを熱弁していた。