お笑いコンビ、はんにゃの川島章良（３３）が、２６日、日本テレビの情報番組「スッキリ！！」（月～金、８時）の独自取材に応じ、夫人（２５）が２４日朝、都内の自宅のトイレで第１子を緊急出産したときの様子を明かした。

　午前７時、川島は夫人に起こされた。夫人が産婦人科にかけた携帯電話を手渡され、「『もうやばい、動けない』と言ってるんですけどどうしましょう？」と尋ねたという。すると電話の向こうの応対者は「救急車を呼んでください」という返事だった。

　川島は夫人の携帯を置いて、自分の携帯で電話。しかし、慌てていたために「１１０番を最初押しちゃったんですよ」と明かした。「やべえ、１１０番じゃないと…。テンパっているんですよ。で、１１９番をやっと押したら『消防庁です』と。えっ、消防庁！？って（笑）」と振り返った。

　川島は産婦人科にかかった電話と、１１９番にかけた電話を両手に持ちながらオロオロ。「今どんな状況ですか？」と問われ、夫人の元に戻ると「やばい、頭が…」と夫人が言った。

　川島は「もう（赤ん坊の）頭が出ているんですよ。頭出てますけどどうしたらいいですか？と聞いたら、両方から『頭出てます！？落ち着いてください！』と言われて」と臨場感たっぷりに再現した。

　川島はそのときの様子を赤ちゃんの人形を使って説明。破水が始まってから１５分のスピード出産だった。出産した場所は自宅トイレ。奥さんが自らの手で赤ん坊をキャッチし、へその尾がついたままの状態で赤ん坊を抱いて温め、救急隊員の到着を待ったという。番組によると、夫人は過去に、動画サイトで同じような状況の映像を見たことがあり、適切な対処ができたという。

　生まれたのは２７８６グラムの元気な女の子。母子ともに健康といい、番組では、救急隊員が持ってきた保温アルミシートにくるまれた赤ん坊の様子を、川島が撮影した映像もテレビ初公開された。