倖田來未 15年分の涙の感謝と進化
歌手の倖田來未(32)が27日、メジャーデビュー15周年記念ツアーのファイナル地、さいたまスーパーアリーナで公演を開催。ライブ終盤では涙ぐみながらファンに15年分の感謝の思いを伝えた。
「これまでは流行やファンの皆さんが求めるものを意識しながら作ってくることが多かった」と振り返り、「今回は自分がやりたい音楽をやらせていただいた」とファンが求める“倖田來未像”から、等身大の倖田來未への脱皮を口にした倖田。
ライブ終盤には「幸せ者の倖田來未。結婚に子供、と環境が変わりましたが、みんなの顔を見られ、うれしく思います」と涙ぐみながら感謝を伝え、さらなる成長を約束した。
これまでは露出度の高い衣装やパフォーマンスで支持されてきたが、この日は衣装にメーク、ステージもシンプル仕立て。ピアノとギター演奏も初披露し、“大人の倖田”を印象付けた。
ツアータイトルにもなった「WALK OF MY LIFE」ではピアノの弾き語りを、「Fake Tongue」でギター演奏を初披露したほか、従来の派手なセットはなくLEDのみのステージ。生バンドを多用し、これまではあまり使わなかったマイクスタンドでの歌唱、命綱なしのフライングといった演出で2時間半、全34曲。エンターテイナーとして進化した姿を1万6千人のファンに見せつけた。
28日の同所での公演でツアーはファイナルを迎える。7月は台湾、シンガポール公演を予定している