歌舞伎俳優の市川染五郎（４２）が１４日、東京・日本外国特派員協会で会見し、来月米ラスベガスで行われる「ＫＡＢＵＫＩ　Ｓｐｅｃｔａｃｌｅ」への意気込みを語った。

　８月１４日から１６日までラスベガスのベラージオホテル噴水で、歌舞伎演目「鯉つかみ」をベースに、水と光を使ったショーを５回上演する。歌舞伎がラスベガスに上陸するのは初。さらに来年５月にはラスベガスで「Ｊａｐａｎ　ＫＡＢＵＫＩ　Ｆｅｓｔｉｖａｌ（仮）」も予定されている。

　染五郎は「ワクワクしている。海外でやるならば、その場所でないとできない歌舞伎を創作することに意義があると思ってきた。夢がかなう興奮を感じています。日本人の底力を見せつけたい」と気合まんまん。

　「堂々と自信を持って披露することで、次なる段階があるんじゃないかと思う」と歌舞伎を世界に広める思いを明かし、「伝統的な演目はぜひ日本に見に来ていただきたい」と外国人観光客の誘致にも積極的だった。