入船亭扇橋さん告別式 棺に扇子や羽織
10日に呼吸不全のため84歳で亡くなった落語家・入船亭扇橋(本名・橋本光永)さんの葬儀・告別式が15日、東京・平安祭典高円寺会館でしめやかに営まれた。
落語協会会長・柳亭市馬(53)、林家正蔵(52)、林家たい平(50)ら120人が参列。扇橋さんが眠る棺の中には愛用の扇子、羽織、ジャケットなどが納められ、参列者は出ばやしが流れる中、花を手向けて別れを惜しんだ。
一番弟子の入船亭扇遊(62)が一門代表であいさつし、「おかみさんも今年の1月に逝ってしまわれ、半年の間に師匠とおかみさんが旅立たれました。皆さんの心の中に入船亭扇橋が生き続けてくれると信じています」と恩師をしのんでいた。