又吉 芥川賞吉報待つ「期待したい」
お笑いコンビのピースが16日、東京ドームシティアトラクションズで、夏季限定お化け屋敷「呪い指輪の家」(17日~9月23日)のPRイベントに登場した。
小説「火花」が芥川賞候補になっている又吉直樹(35)が、この日夜の受賞者発表へ向けて、「どうなるか分からないんでねぇ、まぁでもありがたいことですよね。(候補に)取り上げていただけて。難しいとは思うんですけど、期待はしたいです。せっかくなので」と吉報待ちの胸中を語った。
濃紺のスーツに白地に大きなチェック柄のシャツ、ブルーのポケットチーフ姿で、大勢のレポーターに囲まれる姿は、まるで一足早い“受賞会見”のような光景。
運命の発表を約6時間後に控えての登壇に「昨日は漁のロケに行って、今日は朝からお化け屋敷で、午後から発表と仕事の振り幅がすごい」と芸人と作家の2足のわらじを痛感。「いろいろ期待していただいて、地元の小中学校でも取ったときの垂れ幕を用意してると聞いて、申し訳ないです。アカンかったとき、寝る前に絶対思い出してしまう」と“不安”ものぞかせた。
イベントでは相方の綾部祐二(37)が、苦手だというお化け屋敷を1人で体験。レポーターや記者に囲まれ、質問が集中する又吉の横で「お化け屋敷も怖いけど、先生(又吉)が受賞されてさらに格差が開く怖さもあります」とぼやいていた。