大山のぶ代 1年ぶりに仕事復帰
認知症で闘病中の声優で女優の大山のぶ代(81)が8日に1年ぶりに仕事復帰していたことが24日、分かった。舞台「スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE~さよなら絶望学園~」(12月3~13日、Zeppブルーシアター六本木)に登場する謎のキャラクター「モノクマ」の声の収録を都内で行った。
2010年に発売され、アニメ化もされた人気ゲームソフトの舞台化で、昨年10月末から11月にかけて上演された「ダンガンロンパTHE STAGE」の続編。大山は05年に「ドラえもん」降板後、10年に同ゲームで「モノクマ」役を演じ、声優復帰。アニメ版も含めて5年以上続ける当たり役だ。
関係者によると昨年7月に同シリーズのアプリ版用に声を収録して以来、1年ぶりの仕事だった。
収録は8日に都内で行われた。時間にして1時間弱だったが、関係者は、デイリースポーツの取材に「今まで通りスムーズな声録りでした」と説明。「元気になってきていたタイミングにも合った。同じチームで作っているシリーズなので信頼関係もある」と収録を振り返った。
また、大山が収録現場で「相変わらず、かわいいキャラね」とモノクマについて話していたことも明かした。
大山の認知症は、夫で歌手の砂川啓介(78)が5月13日にラジオ番組で公表。アルツハイマー型認知症と診断されたのは12年秋で、砂川は長年築き上げたドラえもんのイメージを壊したくないなどの思いから、公表を避けていた。
大山自身は、共通の友人である黒柳徹子が司会を務め、砂川がゲスト出演した6月12日放送の「徹子の部屋」で公表を知ったという。砂川によると、大山は認知症について話す砂川と黒柳をテレビで見ながら、「何でこんな大げさな」と話していたという。