岡村隆史 交通費打ち切りで矢部と分裂
ナインティナインの岡村隆史が26日、フジテレビの「FNS27時間テレビ」に出演し、「テレビの危機」をテーマにしてプレゼンをするコーナーで「会社から交通費を打ち切られた」ことについて熱弁をふるった。テーマからはずれたためにほかの芸人からブーイング。相方の矢部浩之も首をかしげた。
岡村はプレゼン後半、「運命は努力をした人だけに偶然という橋を架けてくれる」という言葉を紹介した。その上で「でも皆さん。努力をしたからといてすべて報われるわけではありません。報われないこともあります」とし、「わたし、20年以上、一生懸命努力して働いて、今ここにいます。ところが先日会社から交通費を打ち切ると言われました」と所属事務所への不満を訴えはじめた。
聞いていたほかの芸人からは「まじ」などの声が飛んだ。
岡村は続けて、「努力をしてきても架け橋という橋ですらはずされる会社です。これは最初に契約したはずなんだ!」と口調も変わった。これに「東京弁になってる」とのツッコミが入った。
岡村の訴えは続き、「東京を右も左も分からない、友達もいない、どこに行くにも電車にも乗れない、乗り方が分からない、だからタクシーを使うって言ったんだ!」と拠点を大阪から東京に移した当時の“契約”を述べた。「それを落としてくれっていう約束だったんだ!ところがどうや。もう、ギャラの中に交通費は含まれてるって言われました」と事務所の対応が変わったことを批判。
岡村はまた「いつも車で行きます。横にはマネジャーを乗せて現場まで行きます。なぜ私たちナインティナインだけが交通費を打ち切られなければならないのでしょうか」と訴えた。
聞いていた矢部は首をかしげて苦笑いを浮かべた。ほかの芸人からは「何の話しや。テレビの危機やろ」との声が飛んだ。
終了後、MCの矢部とSMAPの中居正広から囲まれ、岡村は「こんなこと言うことでもなかったんですけど、どうしても言いたいなと」と神妙な面持ち。矢部は「交通費の件はナインティナインでくくるのはやめてください。僕は何とも思ってない」と本気顔で求めると、岡村は「そうですか」と一言だけ語った。
中居が「テレビの危機についてはどう思ってるんですか」と本来のテーマについて尋ねると岡村は「これからも頑張ろうと思っています」と述べた。