朝夏まなと TOP HAT俳優に感激
宝塚歌劇団宙組のトップスターコンビ、朝夏まなとと実咲凜音が3日、都内で行われた英国ミュージカル「TOP HAT」(9月30日~10月12日に東京・東急シアターオーブ、10月16~25日に大阪・梅田芸術劇場)の製作発表にゲストとして登場した。
フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの同名映画(1936年日本公開)を舞台化したもので、主演のアラン・バーキット(33)とシャーロット・グーチ(28)が初来日し会見した。朝夏と実咲は3、4月に上演された宝塚版「TOP HAT」に主演した。
会場で披露されたバーキットとグーチのパフォーマンスに朝夏は「本物の男性と女性のアクロバットダンスが素晴らしい」とため息。宝塚版を演じる前に1泊3日で英国に行って観劇したといい、「やる前だったのでとても緊張して『これを自分たちがやるのか』と怖くなったのですが、世界観や、出演者が楽しそうに務める姿を見て、『すごい作品。これができるんだ』と喜びも湧きました」と明かした。
楽屋を訪ねた際にはバーキットに「タップが不安」と相談。バーキットはその場でタップを披露し、「体が動くから勝手に音が鳴るんだ」とタップダンスの極意を伝授してくれたという。朝夏は「学ばせてもらいました」と2人にあらためて感謝。来日公演に「今度は心置きなく楽しめる。まっさらな気持ちで心から楽しんで見たい」と笑顔を浮かべた。
2日にはバーキットとグーチが、朝夏主演の「王家に捧ぐ歌」を東京宝塚劇場で観劇したといい、バーキットは「男役の声の使い方がすごい。ショーも素晴らしい。あの大階段でちゃんと踊っていられるのが不思議でした」と感激。グーチも「最高!」と大絶賛していた。