上岡龍太郎氏 夫人の言葉で引退決意
今田耕司、月亭八光がMCを務める読売テレビのバラエティー番組「特盛!よしもと 今田八光のおしゃべりジャングル」が8日、放送され、芸能人の引退について特集した。2000年に58歳で引退した上岡龍太郎氏(73)について井上公造氏は夫人からの一言がきっかけだったことを明かした。
井上氏は「辞められた後に本人に聞いた」こととして、上岡氏が夫人と一緒にテレビを見ていたある日、テレビにとあるベテラン芸人が出ていて、滑舌が良くなかったという。その時、上岡氏は夫人に「ああいうふうになってまでテレビに出たくない。そんな気配がしたら言ってくれ」と頼んだ。すると夫人が「あなた、もうそろそろね」と答え、引退を決めたという。
共演した西川のりおはテレビ番組で上岡氏と共演した当時を振り返り、「のりおちゃん、おれ、貯金いっぱいある」と上岡氏が言ったことを明かした。のりおは「聞いたらびっくりするような額だった。1億2億の金じゃない。新地や高級クラブに行く人間じゃないし、使い切れない。『早くやめて(貯金を)使わないと』って言い出した」と振り返った。
井上氏はのりおの言葉を受け、「僕も気になって聞いた。どれくらい貯金があれば辞められるのか」と尋ねたことを明かした。上岡氏は「人間85まで生きたって考えて、それで計算してごらん」と言ったそうで、「今、(のりお)師匠が言われたみたいに1億2億じゃないです」と語った。
のりおは「1億2億の倍のまだ倍。そのまた倍の倍の倍くらいある。お金使う時間が無くなってしまうと」などと述べた。