桂文枝も清宮を絶賛「ものすごい人」

「洲本のいいとこ発信大使」に任命された桂三実(中央)と師匠の桂文枝(左)、洲本市の竹内通弘市長(右)=大阪市中央区の吉本興業
「洲本のいいとこ発信大使」に任命された桂三実(右)と師匠の桂文枝=大阪市中央区の吉本興業
「洲本のいいとこ発信大使」に任命された桂三実(中央)と師匠の桂文枝(左)、洲本市の竹内通弘市長(右)=大阪市中央区の吉本興業
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 落語家・桂文枝(72)が17日、大阪市内で行われた、19番目の弟子である桂三実(22)の「洲本のいいとこ発信大使」任命式に出席。早実の“スーパー1年生”清宮幸太郎内野手のスター性を絶賛した。

 三枝時代の最後の弟子で3年間の修行期間を終えたばかりの三実は「一本立ちしてからはまだまだ未熟で1年生です。同じ1年生の早稲田実業の清宮君に負けないように頑張りたい」と話題の名前を自ら口にして、抱負を語った。文枝も「早稲田実業の“実”は三実の“実”か」と強引にこじつけてライバル心をあおった。

 小・中と野球少年だった三実だが「2番・サード」で、バントで走者を進めるのが得意だったと明かし、「野球の面では完全に(清宮に)負けています」とあっさり白旗を掲げた。

 たまらず、師匠の文枝が「スター性は負けていない」と弟子を援護。しかし、会見前に早実-九州国際大付をテレビ観戦していた文枝は「たまたま清宮さんがホームランを打つところを見ました。清原さんとかいろいろ見ましたけど、(清宮は)1年生やのにすごい。ものすごい人が出てきたという感じ」と賛辞の嵐。「名前も実力も全国で知られている。やっぱり負けていますかね」と弟子の完敗を認めざるを得なかった。

 文枝は「清宮君も高校1年生にしてはすごいですけど、舞台の上では(三実の方が)清宮君よりはちょっとはしゃべれるのではないかと思います」とかわいい弟子を必死にフォロー。「清宮君に負けないように淡路島の皆さんにかわいがっていただいて」と叱咤(しった)激励した。

 三実は今月24日から10月31日まで兵庫・淡路島の洲本市五色地区に滞在予定。小学生を対象とした落語教室を開催するなど、半農漁半芸生活を送りながら、同市の魅力を発信していく。

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