橋田壽賀子さん絶筆宣言 昨秋から終活

 脚本家の橋田壽賀子さん(90)が20日、フジテレビ系「ノンストップ!」(月-金曜、前9時50分)の取材に対して「絶筆宣言」した。

 5月10日に90歳の大台を迎えた橋田さんは「90歳になったら突然やつれますからね」と苦笑いを浮かべてカメラの前で語り始めた。

 「やれやれって感じです。することはしたって感じで、本当に後悔はないですね」と人生に思い残すことはないようだ。

 脚本家人生についても「今のテレビドラマを見ていて、書きたいと思わなくなりましたね。私の時代じゃないなって気はしてます。俳優さんも知らないし…名前も知らないし、それでは書けませんよ」とギャップを実感している。

 そして今のテレビドラマについて「ミステリーと不倫ばかりで、何でもないホームドラマは生きられない時代になった気がします。だったらもう、辞めてもいいかなって気がします」と、時代の変化を感じ取ってもいる。

 しかし、だからといって寂しいわけではない。「締め切りがない暮らしに何十年もあこがれていました」という橋田さん。昨年10月から、いらない物の整理など「終活」を始めた。ハンドバッグは120個も処分した。30個にも及ぶメガネのコレクションは寄付したという。

 26年前に夫の岩崎嘉一さんを亡くし、今は熱海で独り暮らし。「終活」を進めながら、海外旅行なども楽しんでいる。「本当に最後は1人で死んで何の心残りもなく死にたいなと思っております」と言って、晴れやかに笑った。

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