女優の広瀬すずが２０日、このほどクランクインした２０１６年秋公開の映画「怒り」（李相日監督）に、自らの意思でオーディションを受けて出演を果たしていたことを公式ブログで報告した。。

　広瀬は「初めてこんなにこの作品にでたい、この役やりたい　だからオーディション受けるって自分で言った」ことを明かした。

　「怒り」は、吉田修一氏の問題作を、李監督が「悪人」に続いて映画化する話題作で、渡辺謙をはじめ森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、宮崎あおい、池脇千鶴ら豪華キャストが演技を競う。

　母と一緒に沖縄に引っ越してきた女子高生・小宮山泉を演じる広瀬は、原作を読んでからこの役をやりたいとこだわってきた。

　人気沸騰中で持ち込まれる仕事も多い広瀬だが、この役は自分から取りに行った。そして「オーディション行ってお芝居みてもらえてそれで選んでもらえた。それって改めて凄い事だなぁっと実感　だから、すごくすごく幸せです」と、この映画に取り組める喜びをブログでつづった。

　８月８日にクランクイン。早くも壁にぶつかっているという広瀬だが、李監督にしごかれるなか「決して優しい言い方ではないけど　凄く頑張れる嬉しい言葉を監督が言ってくれた　それ思い出すと涙が止まらなくなるんだ」と、もうこの役にのめり込んでいるようだ。