今くるよ 中川家と“3人”で舞台復帰
漫才師の今くるよが23日、大阪・なんばグランド花月で上演されたお笑いコンビ・中川家のライブ「中川家の特大寄席2015」にゲスト出演した。亡くなった相方の今いくよさんと最後にステージに立った5月11日以来、約3カ月半ぶりの舞台復帰となった。
公演では今いくよ・くるよのモノマネを持ちネタにする中川家の剛(44)がいくよさん、礼二(43)がくるよに扮(ふん)して登場したのに続き、くるよ本人も舞台に現れ「今いくよ・くるよ・くるよ」のトリオを結成。いくよさんをマネて真っ赤なスーツにつけまつげの剛の傍らで、Wくるよが「どやさ」のポーズで動き回り、会場は爆笑に包まれた。
本家「今いくよ・くるよ」のネタを再現し、剛が2人に「そんなとこから足出して!」と言うと、Wくるよが「腕や!」と怒りの返し。一方で、Wくるよが剛の首筋を指して「御堂筋、なにわ筋、堺筋…」とイジる名物ネタも。最後は汗でつけまつげがはがれてしまった剛が「いくよさん、よくこんなん付けてはったな!」と感心していた。
深いコンビ愛で知られた「今いくよ・くるよ」。いくよさんの他界後には、くるよがコンビで出演予定だった6月と7月の舞台公演に関しては、1人で立つわけにいかないとして、出演を見送っていた。
この日は、3人が思い出話にも花をさかせ、若手時代からかわいがられた中川家が「お2人は僕らのことを『弟みたいな存在』と言ってくれて。絶対に『息子のような存在』とは言わなかった」と明かし、くるよが大笑いする一幕も。
最後もWくるよが揃って「どやさ」ポーズで舞台を後にし、万雷の拍手が起こっていた。