冠二郎 年齢詐称効果で年収3倍も

 歌手・冠二郎(71)が28日、都内で新曲「夢に賭けろ」の発売記念バーベキューパーティーを開催した。今年2月に5歳の年齢詐称が発覚しすぐに年齢を65から70歳に訂正。しそして4月に誕生日を迎え71歳になったが、この日は「今年1年だけ、70歳で過ごす」と再詐称を宣言した。

 再詐称に、冠は「70歳から71歳になりショックだった。1歳でも若ければ、それだけ気持ちが若くいられる。関係者にお願いして、今年だけ70歳にする」と説明。この日あらためて年齢を問われ、テレながら「70歳」と返答した。

 年齢詐称が発覚した際は「48年間歌ってきたのになんで暴くのか」と憤慨したというが、歌手仲間ら周囲の反応は「冠らしい」と笑って許してくれるなど、好意的にとらえてくれたという。

 さらに意外にも仕事面では好影響があり、年齢が上がったことで「敬老会のゲストの仕事が増えた。月に1本くらいだったのが、来月(9月)だけで6本になった」というなど、今年は年収ベースで3倍になる勢い。「皆さんが許してくれたおかげ」と周囲に感謝したが、完全に逆風を追い風に変えた。

 「天が与えてくれたご褒美かもしれなせん。罪を犯したわけではないけど、いろいろ取り上げていただけた。イメージも広げていただけた」と冠。現在の隠し事には「35坪の家に住んでいると言っているけど、実は20坪しかない」と新たな“詐称”を告白したがそれ以外には「カツラ疑惑と書かれたけど、そうじゃない」と、報道陣に髪の毛を引っ張らせるなど、こちらでは潔白をアピールしていた。

 また「いつか辞める時が来る。その時までにもう1回くらい紅白に出て、華々しく終わりたい」と、追い風に乗り、まずはこの新曲のヒットを誓った。

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