辺見マリ 拝み屋に洗脳されて5億円
歌手の辺見マリ(64)が14日、テレビ朝日系のバラエティー番組「しくじり先生 俺みたいになるな!! 3時間SP」に出演し、「拝み屋に洗脳されて5億円つぎ込んだ。1円も戻ってきていない」と明かした。
「拝み屋」という言葉に共演の榊原郁恵らが声をあげて驚く中、辺見は「拝み屋とは何者か」とし、「まじないや祈祷などで悩みを解決したりする」などと説明。拝み屋のすすめで「ヘアヌードにもなりました。洗脳まっただ中でした。今は大丈夫」とも語った。
辺見は1981年に西郷輝彦と離婚し、芸能界に復帰。88年に拝み屋に会ったという。復帰しても思うようにいかない辺見に心配して声をかけてくれたのが当時の男性マネジャーだった。「僕の知り合いで神様と話せる人がいる。会ってみませんか」とすすめてきた。しかし、辺見はこの時点では「こいつ何を言うてんねん」と疑っていた。
辺見は自分の性格について、(1)責任感が強いしっかり者(2)頑固で負けず嫌い(3)完璧主義と分析。「これが洗脳されやすい性格でもあった」と反省を込めて語った。
辺見は「忘れもしない1988年6月22日」と述べ、ついに、拝み屋という九州在住の40代の女性に会った。辺見は「話を聞いてくれた。身の上相談をした。悩みを否定しないで聞いてくれる。これがテクニック。初めて会った時は料金的なことは何も言わない」と語った。5000円渡そうとしたらこの女性は「お金はいらない」と受け取らなかったという。
やがて女性は「神様の声が聞こえた。娘のえみりさんの目が見えなくなりますよ」などと“お告げ”をするように。辺見は「ありえない」と思って帰宅し、えみりに聞くと視力が1・5が0・1に低下していたことを知って驚いた。
やがて辺見は「この方は神様の声が聞こえているかもしれない」と信じるようになったという。専門家によると、この女性は辺見に近い誰かから情報を手に入れていたことが疑われ、「この場合、元マネジャーが怪しい」と指摘した。
この女性に1000万円をつぎ込むと女性は失踪。代わって拝み屋となった別の女性に、辺見は4億9000万円をつぎ込むことになったという。