ＮＭＢ４８のメンバーで今月１３日に卒業を発表した小谷里歩（２１）が１７日、東京・福家書店新宿サブナード店で、初ソロ写真集「蛇口」の発売記念イベントを開催。貧乏キャラらしく、作品も「貧乏」をコンセプトとしたもので、この日はそんな作品にちなみ、自身の貧乏ぶりを明かした。

　衝撃的な事実を次々と告白した。住んでいる家は「風が吹くと揺れる」そうで、食事に関しても「子供のころは、すき焼きに肉が入ってなかった」とのことで、肉の入ったすき焼きを食べたのは、ＮＭＢに入ってからという。さらに「肉が食べられず家族が貧血になった」こともあるという。どこまで事実なのか分からないが、現在も「寝る布団がない。毛布だけで冬を乗りこえられるか」と心配している。

　今回の写真集のコンセプトも、テレビで「あまり焼き肉が食べられない」と話していることを知ったプロデューサーの秋元康氏（５７）が「貧乏でいこう！」と言い決まった。実際に、台所で体を洗うショットが表紙に使われるなど、そんなコンセプトが随所に生かされた作品に仕上がった。

　そんな作品を見せた秋元氏から「写真集を見て笑ったのは初めて」と感想を言われたほどの“貧乏”作品。両親も作品を見て笑っていたそうだが、本人も撮影を振り返り「撮影で焼き肉を食べることができてうれしかった」と、貧乏キャラらしい思い出を語った。写真集のギャラにも「詳しくは話していない。少なくてもいいので、家族で焼き肉にいけるくらいはほしい」と切実な思いも語った。

　また、先日、ＮＭＢから卒業を発表したが、時期については「任せています」と未定。今後については「たくさんテレビに出て、演技の仕事にもチャレンジしたい」と夢を語った。さらに貧乏生活からも「母から“貧乏は遺伝する”と言われた。どこかでぶち破らないと」と脱出を誓い、「玉のこしに乗りたい。卒業したら相手を募集しますし、石油王とか探します」と、話していた。