長谷川豊アナ 山本太郎氏に「炎上商法」
“毒舌キャラ”で知られる、フジテレビ出身のフリーアナウンサー・長谷川豊(40)が19日、大阪市内で行われたテレビ大阪のイベント「YATAIフェス!2015」でテレビの裏側をテーマにしたトークショーを行った。
終了後に取材に応じ、18日の参院本会議での“一人牛歩&喪服焼香”が物議を醸した山本太郎参院議員(40)について「事実上の炎上商法。一線級のパフォーマー」と感心を引きつけたことは評価する一方で「あまりやり過ぎるとアホと思われますよ」と忠告を送った。
安全保障関連法制を巡る攻防が最終局面を迎えた本会議に「自民党が死んだ日」と数珠を手に喪服で出席し、安倍晋三首相に向かって合掌してみせた山本議員。これに長谷川アナは「牛歩戦術や数珠で法案が動いても困るので、そこは一歩引いてね」とツッコミを入れた。
一方でキャスターの立場としては「太郎さん最高ですよ。功罪ありますが、とんがったことをやっていただかないと(問題に)関心を持ってもらえず、勉強もしてもらえない。関心を引きつける手法としては全て否定されることじゃない」と語った。
山本議員のパフォーマンスに関しては「あれはテレビを意識したイメージですね。東京の民放各局は言いたいことも言いづらく“こいつアホやなあ”と言っておけば見てもらえるし、オイシイ存在と思ってると思いますよ」と分析した。
国の重要法案の可否に関わる場で飛び出したパフォーマンスに、モラルを問う声もあがっているが、長谷川アナは「『山本太郎となかまたち』という党名の時点でモラル崩壊してるんで、モラルへったくれもないんじゃないですか」とぶった切っていた。