女優・川島なお美さん（享年５４）の死去から一夜明けた２５日、今年３月末までラジオ番組で共演していたフリーアナウンサーの吉田照美（６４）が文化放送「吉田照美　飛べ！サルバドール」で、川島さんへの思いを語った。

　２人は２０１３年１０月から１５年３月まで同ワイド番組の中のミニコーナー「照美となお美　飛べ　サル旅行社開店中」で共演。この日は、冒頭で３月２１日の最終回（２月２６日収録）で川島さんが語ったコメントが追悼で流された。

　「ミスＤＪ時代は私は子供だったのでご迷惑おかけしました。自分のことだけで精いっぱいだったのですが、照美さんと一緒に“疑似旅行”をさせていただき、いい経験をいっぱいさせてもらいました」

　生前の肉声を聞きながら、吉田は「びっくり。すごい元気だったですよね、訃報に接することになるなんて、よもや思わなかった」と２月の収録では元気な様子だったことを明かした。

　吉田は「このコーナー（飛べサル）はミニコントがあって手抜きでいいようなものなんだけど、彼女は俺より先に台本を読み込んで、一切、手抜きをしない。一生懸命でプロだなと思った」としのんだ。

　油絵を描いている吉田は、川島さんの結婚式のワンシーンを描いた絵を贈って喜んでもらったことがあるという。川島さんと仲の良い作家の林真理子氏にフェルメールをモチーフにした絵を贈ったところ、それを見た川島さんも気に入って「私も名画をモチーフにして描いてください」と頼まれていた。「川島さんに言われ、約束をしていたのに、それもかなわなかった」と惜しんだ。

　文化放送は１０月２１日午後７～８時に、川島さんの追悼番組放送を決めた。