永六輔ラジオ最終回久米サプライズに涙
91年4月に放送を開始した放送作家、タレントの永六輔(82)が司会のラジオ「土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界」が26日、最終回を迎えた。エンディングでは午後1時からの番組を担当している久米宏らから「永さん、ありがとうございました」とねぎらわれ、永は涙した。
この日をもって、24年半の歴史に幕を下ろすことになった。エンディングで久米やTBSの堀井美香アナが「永さんLOVE」などと書いたうちわを用意し登場するサプライズ。永は言葉を詰まらせ「ありがとう!」と涙した。
永の相棒、外山惠理アナが番組を締めくくる間も永の涙は止まらず。最後にしゃべりたいことをうながされても照れがあったのか「ないよ!」と断った。
冒頭では「普通、番組が変わっていくとき、前のイメージを消す、新しい雰囲気でやる、っていうのが気をつかうところなんですが、僕は違うんです。未練(がある)っていうかね」と「未練」について語っていた。
外回りリポーターのラッキィ池田を呼び、かけ合いをするのがオープニングの恒例だが、「例えば次の土曜日、僕がラッキィって呼んでも、(誰も)返事しないよ。しないけど呼んじゃう」と少し寂しそうに語った。
TBSラジオで永の番組がなくなるわけではなく、28日から「六輔七転八倒九十分」(月曜午後6時~7時30分)が放送される。また来週から、後番組として漫才コンビ・ナイツによる「土曜ワイドラジオTOKYO ナイツのちゃきちゃき大放送」(土曜午前9時から午後1時)がスタートする。