三波豊和 川島さんと8月にゴルフ
9月24日に胆管がんのため死去した女優・川島なお美さん(享年54)の通夜が1日、東京・青山葬儀所で降り続く雨の中、しめやかに営まれた。通夜には長年の友人だったタレント・山田邦子や神田うの、ドラマ「失楽園」で共演した古谷一行、舞台でも数多く共演した俳優・川崎麻世、“墓友”でエッセイストの安藤和津さん、デヴィ夫人、作詞家の秋元康氏、俳優・石田純一ら友人、関係者、数多くのファンが弔問に訪れた。
体調不良で川島さんが9月17日に降板した舞台「パルレ~洗濯~」で3年半にわたり共演していた俳優・三波豊和は「努力家で、舞台にかける思いをひしひしと感じる人だった。(『パルレ』は)激動期のソウルで頑張って生き抜いた女性の話で、なお美さんの当たり役。それをきちっと最後までやって終わりたかったんだと思う」と胸中を慮った。
昨夏に余命1年と宣告され、それでも舞台に立ち続けた川島さん。降板直前にはセリフが出てこなかったり、立ち位置が違うなど、病気の影響を感じさせることもあったが、「演技自体は力強かった」と回想。8月にはゴルフにも行き「短いスカートで、いいゴルフをしていた」といい、「まさか、こんなに早く、こんな日が来るとは…」と早すぎる死が信じられない様子だった。