川島さん年明けに撮影の約束果たせず

 女優・川島なお美さん(享年54)の告別式が2日、青山葬儀所で営まれ、遺影を撮影した漫画家のさかもと未明氏(49)が撮影時のエピソードを明かした。川島さんの生前、年明けにもう一度撮影する約束をしていたが、果たされなかったという。

 遺影が撮影されたのは今年の6月5日。さかもと氏が絵の個展を開くために「日本で最も美しい人の1人としてなお美さんにモデルをお願いした」。その参考資料として撮ったのが、遺影に用いられた一枚だった。

 撮影時、川島さんは私物の服を着て、メークも川島さん自身が行った。「ちょっとムーディーな女性っぽいものを撮るときも足元から離さないんですよ」(さかもと氏)と常に飼い犬のココナッツちゃんをそばに置き、「女性っぽい写真」が終わった後は、1時間ほど愛犬と“家族写真”を撮影したという。

 川島さんの“激やせ”が話題になってすぐ、さかもと氏は「もう一度撮りたい」と連絡を入れた。川島さんは「私も撮りたい」と快諾したが、「ただ、今ちょっと疲れちゃってるから年明けまで待ってね」と答えていた。

 さかもと氏も「世界に川島なお美の美を見せつけようね」と約束したが、川島さんはその3日後に亡くなった。

 図らずも自分の撮った写真が遺影となったことに、さかもと氏は「女優川島なお美の最後の写真を私の写真から選んでいただけたことが一番のプレゼントだと思っております」と感謝。「つらい中にも、人のことばかり考えていた強くて優しいなお美さんのことを忘れず、(自分も)人様のために生きていける人間になりたい」と誓った。

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