女優の藤山直美（５６）と三田佳子（７３）が５日、都内で明治座１１月公演「かたき同志」（１１月３日～１２月６日）の製作発表に登場し、ぼやき節を連発した。

　同作は橋田壽賀子氏作、石井ふく子氏演出の人情喜劇。ただでさえセリフが膨大で、動きが激しい作品。それに加え、１カ月を超える上演、その後も北海道、東北を回るツアー公演が控える超ハードな舞台とあって、２０１３年以来の再演となる藤山は「明治座さんは人の体を考えているんですかね。普通、こんなスケジュール組めませんよ」と苦笑い。三田も「私をいくつだと思っているの？以前やった方は皆さん５０代でした。無駄な労力を省くため、舞台裏では車いすで移動しようかしら」と“決死の覚悟”を語った。

　また、この日は８月に「最多舞台演出本数（１８３本）」のギネス世界記録に認定された石井氏をくす玉で祝福した。

　その石井氏は出演者からのブーイングにも、「そんなに動かしたかなあ？」とどこ吹く風。さらに、「何とか今年、舞台をやり遂げたら、来年は妖怪として蘇生します」と話す三田へ、「もう妖怪よ」と突っ込みを入れていた。