ヨルタモリ後番組 ベッキー脱力宣言

「人生のパイセンTV」の司会を務める若林正恭(左)とベッキー(フジテレビ提供)
「人生のパイセンTV」演出を担当する萩原ディレクター(フジテレビ提供)
2枚

 惜しまれながら終了したフジテレビ系「ヨルタモリ」の後番組、「~おバカな大人マジリスペクト!~人生のパイセンTV」(日曜午後11時15分)が18日に第1回放送を迎える。司会を務めるオードリー・若林正恭(37)とベッキー(31)が初回収録を終えた感想を語った。「ヨルタモリ」と同枠ということで重圧がかかるかと思いきや、ベッキーからは「ヒットはないかなー」と早くも脱力宣言が飛び出した。

 「人生のパイセンTV」は人生を謳歌(おうか)しながらも、ちょっと“おバカ”な一面を持つ人を「パイセン」(人生の先輩)と称して紹介するバラエティー。第1回には特番時代に2度「チャラすぎる市議会議員」として出演し、現在はタレントに転身した磯田誉博が登場する。

 収録を終えたベッキーは「本当に台本もカンペもなかったので、自由におしゃべりできるのがすごく楽しかったですね」と振り返ったが、肝心の手応えを問われると「ヒットはないかなー(笑)」ときっぱり。タッグを組む若林も「その感じ、わかる、わかる。かなり大振りの番組なので、きれいなヒットは出ないでしょうね(笑)」と、振り切れた番組に仕上がったことをうかがわせた。

 若林によれば、カンペによるディレクターの指示は「2枚ぐらい」。台本もないという自由な演出で、大人が楽しめる落ち着いた内容だった「ヨルタモリ」とは180度正反対の雑多な雰囲気になっている。ベッキーは「ヒットとかじゃなくて、なんか癖になるみたいな。皆さんの記憶に残るような番組になるとは思います」と“記録よりも記憶”の路線を強調した。

 演出は「フジテレビの未来を担う」と期待されている萩原啓太ディレクターが担当する。「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」のような素人もプロも一緒になって盛り上がる番組が目標だと語る萩原氏は、スタジオ内でもどんどん前に出て番組に関わっていく模様。最近のバラエティーにないスタイルを模索していく。

 若林は「ちょっと変な人(パイセン)も出てくるんですけど、見ていただければ必ず元気になるという部分をVTRに無理やりにでも入れているので、そこを楽しんでいただきたいと思います」。ベッキーも「私はこういう新しいスタイルのバラエティー番組を本当にやりたいなと思っていたので、ツイッターとかでは『こんな番組、不安で仕方ない!』ってつぶやいてますけど、実は心の中では本当に喜んでいて、これから毎週すごく楽しみです」と前向きに語った。高評価だった「ヨルタモリ」の後番組というハードルが上がった状況をどう乗り越えるか、注目だ。

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