ムロツヨシ 両親離婚、父親は育児放棄

 俳優のムロツヨシ(39)が16日深夜に放送されたMBSの「カクガリ君!」に出演し、両親が離婚し、親権を持った父親に見捨てられたことなど波乱万丈な生い立ちを明かした。

 番組では「浮気が原因で単身赴任中の夫婦が離婚する確率は17%」とする調査結果などをレポート。出演した吉本新喜劇座長の小籔千豊は「離婚だけは一番イヤ!」と話し、共演したムロが「それはいいです。僕、両親が離婚してるんです。4歳の時に」と生い立ちを話し始めた。「オヤジが親権を持ったんですけど、(自分を)親戚のとこに預けて新しい女のとこに行ったんです」と父親に見捨てられたことを明かした。

 小籔が「なかなかの生い立ちですね」と先を促した。ムロの父親は「再婚する」と言い、相手が子連れで「弟と妹だ」と紹介された。アパートを2室借り、1室はムロと祖父母が暮らし、隣の部屋で親の新しい家族が住んだという。ムロは「その時思いましたよ、離婚はだめだって」と述べた。

 ムロの話はさらに続き、「オヤジの借金の保証人に親戚がなったばかりに、親戚が自己破産しちゃった。そこからです、おやじと会ってないのは」と相当な期間、父親のせいで親戚の生活が破綻し、また、父親とも相当な期間、会っていないことも明かした。

 ムロはまた、「海外旅行に行った時に戸籍謄本をとった」と父親の話を続け、「ぼく、知らない間に新しいお母さんできて」と述べ、父親が自分の知らない間に知らない女性と結婚していたことも述べた。ムロは「それはいいだろうと。人生自由だし、別におれは恨んでない。でも、入籍日がクリスマスだったんです。いい年こいてばかじゃないかと。まあ、楽しく生きていればいいんですけど」と父親の行動に苦笑いを浮かべた。

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