デロリアンが来た未来当日に監督来日
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズなどを手がけたロバート・ゼメキス監督が21日、都内で新作映画「ザ・ウォーク」(来年1月23日公開)のプロモーション来日会見を行った。2015年10月21日は「バック-」の第2作(1989年公開)で、主人公のマーティとドクが1985年から改造したタイムマシン車・デロリアンでタイムスリップしてきた30年後の未来にあたる。
ゼメキス監督は「2015年10月21日という日にここにいられることはとてもうれしい。『バック・トゥ・ザ・フーチャー』デーですから。30年、あっという間でした」と特別な日の会見に笑顔を見せた。
新作「ザ・ウォーク」の会見ではあったが、やはりこの日とあって「バック-」の質問も続出。期待を込めて語られる「バック-」の続編制作説について聞かれたゼメキス監督は「ありません。3部作で出来上がっているのでこのままでいい」とあらためて否定。さらにマーティ&ドクへのメッセージを求められると「時空を壊すな!と伝えたいです」と笑わせた。また自身の未来について「これからも映画を作り続けるよ」と語った。
「ザ-」は今は無きニューヨーク「ワールドトレードセンター」ビルのツインタワーにワイヤーを張り綱渡りしたフィリップ・プティを描いた実話映画。ゼメキス監督は「初めて実話ベースの映画を作った。プティのアーティストとしての情熱を表現せずにはいられなかった」などと話した。