増位山と渥美二郎が合体公演 

渥美二郎(左)のギター演奏で熱唱する増位山太志郎=東京・日比谷公会堂
デュエットする(左から)増位山太志郎と渥美二郎=東京・日比谷公会堂
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 歌手の渥美二郎(63)と増位山太志郎(66)が22日、東京・日比谷公会堂で、昨年7月25日の同所に続いて2回目となるジョイントコンサートを開催し、昼夜で4000人を動員した。

 渥美の「昭和43年は親方(増位山は大相撲の元大関、元三保ヶ関親方)が増位山という名前を襲名し、僕は流しの道に入った年。今日は40年代の歌をたっぷり聴いていただきます」というオープニングトークに続き、増位山が「赤いグラス」、渥美が「花と蝶」、2人で「噂の女」など、昭和40年代の名曲を披露。渥美のギター演奏で増位山が「ラブユー東京」「たそがれの銀座」「コーヒールンバ」を歌う、ジョイントコンサートらしい演出もあった。

 それぞれのコーナーでは渥美が「奥の細道」、増位山が「あき子慕情」と新曲を熱唱。また、五月みどり(76)が飛び入りして、渥美と「東京ナイト」をデュエットした。

 会見では増位山が、渥美が構成を全て担当したことを説明。「渥美さんは僕のことを『子供の頃テレビで見ていた』なんて言うんですけど、4つしか変わらない。力士はみんな年齢が上に見られるから」と笑わせた。渥美は「このコンサートで各地を回れたら」と、拡大に意欲を見せた。

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