たけし“弟子”の西島に「不義理な奴」
人気刑事ドラマの映画「劇場版 MOZU」(羽住英一郎監督)の「東京国際映画祭ワールドプレミア完成記念トークショー」が27日、都内で行われた。西島秀俊(44)、香川照之(49)、真木よう子(33)らに加え、作中の黒幕「ダルマ」を演じたビートたけし(68)といった出演俳優が出席した。
西島は北野武監督作品「Dolls」(02年公開)でたけしに俳優として見いだされた経緯があり、「共演できたのは俳優人生の中で宝物」とあらためて感謝したが、当のたけしは「不義理な奴」とブラックジョークで応じた。
「Dolls」以来、俳優として着実に歩みを進めてきた西島を見て、たけしは「『Dolls』を撮ったのが十何年か前だったんですけど、ここ数年、着実に実力をつけて、人気も上がって、日本を代表する役者になった」とべた褒め。その直後に「私に一銭もくれないという不義理なやつだと思ってます。私は10円でも20円でもくれれば、病気だってもらう男ですから」とたけし流の毒舌ギャグを繰り出した。
「北野さんは僕を見いだしてくださった恩人で、僕の中では心の師匠」と仰ぐたけしの隣で、西島は苦笑いだった。