武田鉄矢 「あさが来た」で福澤諭吉役
NHK大阪放送局の定例局長会見が5日、大阪市内の同局で行われ、現在放送中の連続テレビ小説「あさが来た」の追加出演者として、俳優の武田鉄矢(66)を発表した。
武田は福沢諭吉役で、12月22、23、24、26日に出演。女優・波瑠(24)が演じるヒロイン・あさと東京で出会い、その人生に影響を与える役割を担う。すでに撮影は終えており、和歌山で2泊3日のロケも行ったという。
武田の起用理由について、制作統括の佐野元彦エグゼクティブプロデューサーは「思ったことをうるさいぐらいに、みんなの耳に向かって語り続ける役。今、そのテイストがあるとすればこの人しかいないと思った」と説明。「やはり面白い方で、ロケの時もずっとしゃべり続けてましたね…」と明かした。
さらに「波瑠さんには、『共演した僕だから言えるけど、君は夏目雅子になるよ』とおっしゃってました」とも。放送開始直後から波瑠と夏目さんがよく似ていると話題になっており、期せずしてその“太鼓判”を押した形となった。
武田が朝ドラに出演するのは、12年後期に放送された「純と愛」以来3年ぶり2回目。「日本の『朝』を一瞬通り過ぎる設定ながら、その人の名は大きく『福沢諭吉』役。大好きな人物です。金運もつきそうです。ヒロインの『あさ』に天啓を授けて、サラリと去ってゆきます。どうぞ日本の『朝』の物語、お楽しみ下さい」とコメントした。