紀里谷監督「ゆるい」発言の真意語る
映画監督の紀里谷和明氏(47)が8日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演し、自身の初ハリウッド作品「ラスト・ナイツ」の試写イベントでの「日本人は仕事がゆるくなった」という発言について、真意を語った。
過去にもテレビ番組で率直にものを言い過ぎて日本映画界で嫌われ者になっていたと告白したことがある紀里谷監督。「ゆるくなった発言」については、「単純に何事もそうですけどやっていることを最後まで詰めるか詰めないかは極めて重要だと思う。何事も。往々にして、(日本は)和をとる風潮があると思う」と説明した。
具体的には「作品としてはこうでなければならないけど、あまり言っちゃうと場の雰囲気が悪くなるっちゃうからとか、相手が傷ついちゃうから言わないとか」と言いたいこと、言うべきことを飲み込んでしまいがちなのではないかと指摘した。
ハリウッドに進出する若手俳優が増えたという話題には、「(ハリウッドには)日本を題材にした企画が本当に多い。脚本も一杯あります」と現場の事情を語った。「俳優の方々は英語を勉強してくださいと何年も言い続けている。いくらでもチャンスがあります」と呼び掛けた。