月組・珠城りょう全組最下級生2番手に
宝塚歌劇団月組公演「舞音~マノン~/GOLDEN JAZZ」が17日、兵庫県の宝塚大劇場で初日を迎え、珠城りょうがニ番手として舞台に立った。これまで月組は美弥るりか、凪七瑠海と3人でニ番手格だったが、フィナーレでは他の組子との違いが一目見てわかる全身スパンコールのスーツに大きな羽根と背負い、トップスターの龍真咲、トップ娘役の愛希れいかに次ぐ階段下りとなった。
珠城は2008年初舞台で(初舞台から8年目…研8)。これで花組の芹香斗亜(研9)、雪組の望海風斗(研13)、星組の紅ゆずる(研14)、宙組の真風涼帆(研10)と全組で最下級生の2番手就任となった。
172センチと長身で、ダイナミックなダンスが魅力。これまで新人公演に3度主演し、バウホールにも主演。新人公演卒業後は、再演の「PUCK」では初演時に天海祐希が演じた役をを演じるなど、劇団の期待も大きかった。歌や芝居も進境著しく、今回の正式な2番手就任となった。
2016年3月から「激情~ホセとカルメン~/Apasionado!! III」で全国ツアー初主演も決まっており、相手役は愛希が務める。
またトップスターの龍は「今回は多くの若手に役がある。いま月組は変化のとき」と組の充実ぶりに自信をのぞかせた。