１３日夜に発生したパリ同時テロで、最も多くの犠牲者を出したバタクラン劇場（Ｌｅ　Ｂａｔａｃｌａｎ）は、これまできゃりーぱみゅぱみゅやＰｅｒｆｕｍｅら多くの日本人ミュージシャンが公演した場所だった。１４年４月に同所で公演を行ったきゃりーはツイッターで弔意を表すなど、過去に同所で演奏したアーティストが次々と悲しみの心境と平和への祈りをＳＮＳで発信している。

　きゃりーは１４日夜、ツイッターで「パリのテロ悲惨だなぁ。。　バタクランって私もライブをしたことあるライブハウスだった。そんな思い入れのある場所でたくさんの方が殺されたなんて信じられないし悲しすぎる」と行き場のない思いをつづり、「亡くなられた方のご冥福とこれ以上犠牲者が増えないことを祈ります」とメッセージを記した。

　１３年１０月の同所でのライブの熱狂ぶりが日本でも伝えられたロックバンド、ＯＮＥ　ＯＫ　ＲＯＣＫのボーカル・Ｔａｋａは「過去に演奏したことのある場所で今回悲惨な事件がおきた。とても悲しい。辛い。一刻も早くこの世からこういった事件がなくなることを切に願うと共に今回この事件の被害にあった全ての人々に、心からのご冥福をお祈り申し上げます」と平和を祈り、鎮魂のツイート。

　今年４月にバタクランでライブを開催したばかりのガールズロックバンド・ＳＣＡＮＤＡＬのベース・ＴＯＭＯＭＩはツイッターで「テロがあったバタクラン劇場は、日本でいうとブリッツとかリキッドルームとかなんばハッチ規模のライブハウス。私たちが今年の海外公演の初日にライブをした大切な場所」と説明。「ワールドツアーをして世界中に大切な仲間が出来た。朝からとんでもないニュースを聞いて心が痛い。フランスの皆が心配だよ」とつらい心境を伝えている。

　バタクラン劇場ではテロ発生時、米ロックバンド「イーグルス・オブ・デス・メタル」のコンサートが行われていた。