お笑いコンビ・シャンプーハットのてつじ（４０）が１８日、テレビやイベントなどを通じて将棋の魅力を発信し、普及に貢献したとして、日本将棋連盟から感謝状が贈られた。

　大阪市の関西将棋会館で行われた贈呈式で、日本将棋連盟の谷川浩司会長（５３）から感謝状を受け取ったてつじは「とうとう将棋連盟から表彰されるまで行きました！正直、僕はノーベル賞を取るよりも難しいと思ってます。快挙です！」と大喜びだった。

　また、さらなる普及活動の一環として、谷川会長に芸能界最強決定戦となる“新棋戦”の開催を提案。「芸能界最強は、つるの剛士さんと言われていますが、うわさでは北島三郎さんもめちゃくちゃ強いと聞き及んでいます。桂文枝師匠もめちゃくちゃ強いです。芸能界も実は将棋好きが多いのですが、腕を披露する場がなかなかないので、芸能界で最強を１回、決めたいなと思います」と意気込みを示した。

　てつじは小学生時代から将棋が趣味で、棋歴は約３０年。アマチュア初段の腕前で、オフの日には関西将棋会館の道場で一般客と将棋を指すこともある。プロ棋士にも知り合いが多く、今回はタイトル通算５期の実績を誇る関西の強豪・久保利明九段（４０）の推薦で、感謝状の贈呈が決定したという。

　１２月２２日には、京都・祇園花月で、将棋とお笑いの融合イベント「ぎおん将棋花月」を開催。てつじやザ・プラン９のヤナギブソン（３９）ら芸人に加え、神吉宏充七段（５６）、香川愛生女流三段（２２）、北村桂香女流初段（２０）らプロ棋士も参加する。てつじは「将棋って、指すだけじゃなくて、観るのも楽しいんです。お客さんもイベント前に公開で芸人さんと将棋を指すことができるようになっています。将棋が好きな方でもそうでない方も楽しめます！」とＰＲした。