尾藤イサオ、ビートルズのお宝写真披露
ビートルズのトリビュートライブ「LET IT BE」の公開ゲネプロと会見が18日、東京国際フォーラムで行われ、ゲストとして登場した歌手で俳優の尾藤イサオ(71)が1966年の日本武道館公演当時の秘蔵写真を披露した。
尾藤は武道館公演でザ・ドリフターズや内田裕也(76)、ジャッキー吉川とブルーコメッツ、ブルージーンズらと前座を務めた。写真はビートルズの演奏を尾藤と内田がイスに座って見ている様子をステージ側からビートルズの後ろ姿とともに写したもので、だれが撮影したかは不明という。
「本当は楽屋に入らなきゃいけなかったんだけど、ズルして裕也さんと演奏を見たんです」と写真について説明した尾藤は、「僕らの前座が終わったあと、照明や楽器のセッティングのスタッフが出入りするごとに、ビートルズだと思って武道館の1万人(の観客)が『ウワーッ!』って。司会のE・H・エリックさんが『ビートルズ!』って紹介すると地明かりになって、(メンバーが)出てきて、何かするのかと思ったら、お客さんに手を振って、チューニング。それでも『ギャー!』。その後、(あいさつも)何もなくて、ジョン・レノンが上手で『ロックンロール・ミュージック』を歌い出した。会場が『ウワー!』となって…」と当時の様子を回顧。「ジョージ・ハリスンが手を振ってくれて、シャツをプレゼントした」という秘話も。
今回のステージでは日本公演のために武道館シーンが加えられたといい、ゲネプロを見た尾藤は「49年、半世紀前です。今ゲネプロを見て、ビートルズは永遠だと思いがしました」と感慨深げ。来日キャストに「日本のファンが待ってますから、素晴らしいステージをお願いします」と呼びかけていた。22日まで。