石倉三郎 阿藤快さんと20代から一緒
俳優・石倉三郎(68)が22日、都内で映画初主演作「つむぐもの」(2016年春、有楽町スバル座ほか全国ロードショー)の完成報告舞台あいさつを行い、14日に死去した阿藤快さんをしのんだ。
石倉は「亡くなった日にマネジャーから電話をもらった。20代のころから一緒にやってきたし、バイトのころから知ってるから絶句した」と阿藤さんの突然死に驚いたという。
阿藤さんの死因は大動脈瘤(りゅう)破裂による出血だが、石倉は「2週間前から背中が痛いっていっていたそうだね。心臓は背中が痛くなる。すぐ病院に行っていれば…」と無念の色も浮かべた。
さらに石倉は、阿藤さんとの1番の思い出を「旅番組のロケで動物園に行った時にキリンのエサを食わせたら『うまい』といって食ってた。ライオンやサイのエサもみんな食わせたよ」と石倉らしい表現で振り返った。
映画は今年で芸能生活50周年を迎えた石倉の初主演作。脳腫瘍で倒れ、介護される越前和紙職人役だが、自身の健康状態には「酒がうまいうちは大丈夫」と太鼓判を押していた。