橋下氏W選圧勝「8年間、ありがとう」
大阪府知事・大阪市長のダブル選挙は22日、投開票が行われ、いずれも大阪維新の会の公認候補が圧勝を飾った。知事選は現職・松井一郎氏、市長選は元衆院議員・吉村洋文氏が当選を確実にした。
12月の任期満了を持って政界引退を表明している橋下徹代表=大阪市長=は、大阪市内のホテルに設置された党会見場横の控え室で、両候補や維新議員らと待機。事前の接戦予想に反し、NHKが投票が終了した午後8時に、維新両候補の当確を報じると、大歓声がわき起こった。
同席した維新議員らによると、橋下氏は「8年間、ありがとう」と感謝。「都構想は、新しい松井知事、吉村市長にやっていただき、国会議員の皆さんには、大阪を副首都にするような法整備をお願いしたい」と求めたという。自身の今後については言及しなかったという。
会場は万歳三唱が起こり、大盛り上がりとなった。橋下氏は維新議員、スタッフや支援者らに何度も握手と「ありがとう」を繰り返した。
会見には当選した松井氏、吉村氏が出席し、橋下氏は姿をみせなかった。橋下氏は、以前に「法律政策顧問」として党に関わることを語っていたが、これについて松井氏は「法律について相談はさせて頂きますよ。でも、党の意思決定に法律顧問が関与することはありません」と明言した。具体的な契約はまだ決まっていないが、顧問料もきっちりと払う意向で「安物買いの何とかっていうのもあるのでね、相談して決めたいと思います」と“お友達価格”は否定した。