井上真央「緩んでいる」大河撮了1カ月
今年のNHKの大河ドラマ「花燃ゆ」でヒロインを務めた井上真央(28)から、来年1月10日から放送を開始する「真田丸」主演の堺雅人(42)への大河主役バトンタッチセレモニーが25日、都内の同局で行われた。10月14日にクランクアップを迎えたばかりの井上は「気も体も緩んでいる」と重圧から解き放たれた状態であることを明かした。
放送開始後は視聴率低迷の話題ばかりがメディアを騒がせた。10月14日に「花燃ゆ」のクランクアップを迎えた際、「何を言われようと、堂々と立って現場で笑っていることと思ってやってました」と涙をボロボロ流しながら語った井上だったが、この日は「(撮影が終わって)感傷に浸っちゃったりするのかな、と思ったんですけど、やりきったという思いが強くて、すがすがしい思いです」と重圧から解放されたようなすがすがしい笑顔。
約1カ月ぶりに大河のスタジオに足を踏み入れ「久々にスタジオに来て、匂いだったり、懐かしい思いもしていますが、堺さんに託して、一視聴者として楽しみたい」と話した。
「真田丸」の撮影は9月にスタート。撮影が1年以上に及ぶ大河ドラマでは、体調管理が重要となる。井上は実体験をもとに「NHKさんの食堂がわりと栄養がバランスよくあるので、私は食堂のメニューに助けられました」とアドバイス。堺は「栄養は気をつけて乗り切りたいと思います」と笑顔で応じた。
恒例のドラマゆかりの品を交換するプレゼントは、井上は富岡製糸工場など作品終盤の舞台となった群馬県にちなみ「シルクのストール」を、堺は真田氏の故郷である信州上田から「信州特産のリンゴ」を持ち寄った。ぴかぴかに磨かれたリンゴに井上は「気も体も緩んでいるので、リンゴダイエットをしようかな」。記念撮影前にリンゴがかごから転がり落ちてしまうアクシデントもあり、和やかなムードでバトンタッチを完了した。